次々に明るみに出る疑惑の数々・・この汚職事件をあなたはどのようにお考えですか?
高橋元理事の華麗な経歴と6つの疑惑とは?最新情報を徹底調査!
2021年夏に東京で盛大に開催された『東京オリンピック・パラリンピック大会』世界の夢と希望を乗せて感動的に終了・・・
と思いきや、素敵な思い出が黒い汚職事件として大きな社会問題となって尾を引いています。この記事を書くきっかけは、『東京オリンピック・パラリンピック大会』に莫大な国民の税金が使われていること。
見逃すことのできない事件だと判断し、情報を追いかけています。この記事では、①高橋元理事の華麗な経歴とは? ➁高橋元理事の汚職事件の流れ
③最新情報:出版社KADOKAWAも関係 ④最新情報:広告会社大広も関係 ⑤高橋元理事に関わる6つの疑惑 ⑥東京五輪を巡る汚職事件の追記について分かりやすくまとめています。
※この記事はシリーズの3本目です。
それでは、次にまず高橋元理事の華麗な経歴から書いていきます。
高橋元理事の華麗な経歴とは?
《高橋元理事の経歴》
高橋 治之(たかはし はるゆき)
*生年月日:1944年(昭和19年)4月6日 生まれ
*出身:東京都
*学歴:慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校 慶應義塾大学法学部政治学科を卒業
その後、電通に入社
*職業:・日本の実業家で元電通顧問・専務
・株式会社コモンズ代表取締役会長 ・2014年6月に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事に就任
生まれ(高橋家の先祖~1640年ころ長崎県平戸松浦藩に家臣だった)も育ちも良い家系で成長。自身の経歴もエリートでそのことと、大きな汚職事件とのギャップがスゴい!ですね。
立派な経歴の持ち主でも、立派な人間性とは結び付かない。地位と権力と名誉を駆使して、自分だけの利益を守ろうとする良い年をした大人。将来性のある子どもたちには、悪い大人の見本ですね。
絶対に看過できない事件です。AOKIホールディングだけでなく、まだこれから東京地検特捜部の捜査を受ける企業もありそうです。注視していきたいです。
高橋元理事の汚職事件の流れ
元々、2016年に『東京五輪』の日本招致をめぐる疑惑が見え隠れしていたこと。『東京五輪招致委員会』からシンガポールのコンサル会社を通じ、IOC委員のディアク氏(2021年死去)に資金が渡ったことでフランス当局が捜査中。
当時、日本で疑惑の人物が浮上していましたね。オリンピックがお金にまつわるスポーツビジネス?と、疑いの目で見てしまうのは私だけでしょうか?また、約1年前から黒いウワサの情報提供があったことから捜査が始まっていたそうです。
前置きはここまでです。高橋元理事は、紳士服の大手「AOKIホールディングス」のスポンサー契約などで便宜を図った見返りに、AOKIホールディングス側から5100万円の賄賂を受け取ったとして8月17日に受託収賄容疑で逮捕されました。
「AOKIホールディングス」の前会長の青木拡憲(ひろのり)容疑者は、関係者3人と共にコンサル料名目で現金計5100万円の賄賂を贈ったとして、贈賄罪で逮捕されています。
その後、7月26日には、高橋元理事の東京都世田谷区にある豪邸に家宅捜索が入りました(テレビのニュースで目にしましたね)そして、7月28日には、『AOKIホールディングス』の本社(神奈川県横浜市)にも家宅捜索。
高橋元理事のお金の流れ
お金の流れは、このようになっています。スポンサー費用の相場の半額で契約を締結!
7億5千万円のうち①『AOKI ホールディングス』⇒スポンサー費用として5億円を電通に支払う
②残りの2億5千万円は電通の子会社へ、五輪強化費として支払う⇒2億3千万円を高橋元理事の会社『コモンズ』に送金 『コモンズ』が1億5千万円を受け取る~うち約1億円は、以前経営していたステーキ店の借金返済に充てた、と8月2日に報道されました
③約1500万円を『AOKI』の紹介で*日本馬術連盟 と*日本セーリング連盟に支払われた~セーリング協会は1500万円を受け取ったと発表 *あとの金額は不明で、別の代理店に支払われた可能性もある?
※『オリンピック・パラリンピック組織委員会』の理事は、みなし公務員とされ公務員ではないものの、金品の授受は公務員の代行するものとして違法であり刑法の適用を受けます。
高橋元理事のAOKIに対する二つの値引き
①スポンサー料金の値引き~オリンピックのスポンサー料は15億円が相場と言われています。今回、『AOKIホールディングス』と相場の半額の7億5千万円で契約を締結しています。
『AOKIホールディングス』は、オフィシャルサポーターとして契約。大幅に減額されました。(読売新聞)
②追加協賛金の値引き~1年間延期による協賛金のこと。1億円から1000万円に大幅に減額した?疑いを持たれています。
協賛金の減額について、青木前会長から高橋元理事に相談を持ちかけたことがある *高橋元理事「受け取ったお金は、五輪とは関係のない正当な報酬」と語っています *青木前会長は「コンサルティングの報酬だった」
最新情報:出版社KADOKAWAも関係
高橋元理事は、『東京五輪』のスポンサーについて『AOKI ホールディングス』以外にもスポンサー契約をめぐり、仲介していた!ことが9月3日に分かりました。
出版社の大手『KADOKAWA』は、2019年4月に東京五輪大会組織委員会とスポンサー契約を締結。すぐに当時大会委員会の理事だった高橋元理事の知人(電通時代の後輩)が経営する会社とコンサルタント契約を結び、2020年ころまでに複数回で合計7000万円を支払い。
高橋元理事が大会組織委員会に『KADOKAWA』がスポンサーにされるように働きかけた可能性がると見られています。この7000万円のうちいくらかが賄賂として、高橋元理事が受け取っていたとされています。
関係者によると、同社は東京大会の開催決定後、スポンサーになることを目指し、大手広告会社「電通」幹部だった高橋容疑者の知人に相談。知人からKADOKAWA側の要望を伝えられた高橋容疑者は、組織委やスポンサー募集を担う「マーケティング専任代理店」だった電通に対し、出版部門のスポンサー枠を新設するよう提案した上で、KADOKAWAを含む出版2社を候補として挙げた。その後、1社が辞退し、KADOKAWAがスポンサーに選定されたという。 読売新聞より引用
東京地検特捜部はコンサル会社の知人のほか、『KADOKAWA』の角川会長やスポンサー選定に関わった電通担当者たちから任意で事情聴取。電通側は「高橋容疑者から、『KADOKAWA』がコンサル会社に金銭を支払う案を提示された」などと説明。
角川会長は「高橋氏とは組織委で一度面会し、挨拶したことがあるだけで高橋氏との金銭のやり取りはない」(読売新聞)
※9月7日のニュースでは、金額が7600万円となっていました
最新情報:広告会社大広も関係
『東京オリンピック・パラリンピック大会』をめぐる大きな汚職事件で、また動きがありました!東京地検特捜部は、9月5日の午前に「広告の大手会社である『大広』(大阪市)の家宅捜索に入った」と、ニュースが流れました。
内容は、「大会スポンサーの協力店に選ばれるようにと、高橋元理事に対し依頼。見返りに約1400万円を渡した」というものです。贈賄容疑での家宅捜索ですね。
これで、『AOKIホールディングス』『KADOKAWA』に続いて3件目となります。また、読売新聞では「スポンサーに選定されたサービス関連企業の窓口となっていた広告会社側が、3回に分けて計2600万円を支払っていたことが分かった」と書かれています。
高橋元理事に関わる6つの疑惑とは?
2022年8月17日に『AOKIホールディングス』から5100万円を受け取ったとされ、受託収賄罪の疑いで逮捕された『東京オリンピック・パラリンピック大会』の組織委員会元理事。次々に疑惑が発覚しています。
ここで6つの疑問があります。①もう余罪はないのか?高橋元理事が逮捕されてから、色々な疑惑が次々に明らかになっています。9月3日は、大手出版社である『KADOKAWA』が任意の事情聴取。
今日9月5日には、大阪の中堅の広告会社の家宅捜索があった!と報道されました。まだ、これからも余罪があるのではないか?
②高橋元理事の回りの関係者に金銭が流れていないか?~今のところ、『AOKIホールディングス』側から政治家に現金が渡っていたことが報道で発表されました。今後、どのような展開になるのでしょうか?
③共犯者はいるのか?~大会組織委員会の元理事の立場で、一人での受託収賄罪で逮捕されていますが、もしかしたら他に影の共犯者がいるかもしれません。
④2030年の冬季オリンピック招致にどのような影響があるのか?~黒い疑惑の汚職事件は、とどまるところを知らず透明であるべき姿とは真逆になっています。冬季オリンピックに取って良い影響があるはずがないですね。
⑤汚職事件をめぐり、スポンサー契約だけでなく新国立競技場なども疑惑の可能性はないのか?~と疑ってしまいます。
⑥この汚職事件をスポーツ庁やJOCはどのように捉えているのか?~9月1日にスポーツ庁の室伏広治長官が都内で定例会見を行いました。『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会』の元理事が受託収賄罪の容疑で逮捕された件についてこう語りました。
「東京大会は1年延期して、コロナ禍の中で何とか行うことができた。こうして時間がたってから、こういった残念で悲しいニュース(が出て)つらい思いをしている」と語りました。
また、日本オリンピック委員会(JOC)と札幌市が2030年の冬季大会の招致活動を行っている中、汚職によるオリンピック自体へのイメージダウンは必至。「札幌市民、北海道民の皆さまに(開催意義を)ご理解頂けるように、JOCと札幌市が中心となって丁寧に説明していくことが今は重要」と強調しました。
東京五輪を巡る汚職事件の追記
今後、次々と東京五輪にまつわる黒い霧が晴れていくことを願って、最新の情報をこちらに追記していきます。
《2022年9月6日追記》
今日は、慌ただしくニュース速報が続きました。
1)高橋治之容疑者再逮捕!受託収賄の容疑
大手出版社KADOKAWAから
『東京オリンピック・パラリンピック大会』のスポンサー選定で有利になるように依頼され、約6900万円の賄賂を受け取った疑い。(9/7のニュース~7600万円と報道)
2)高橋治之容疑者の知人(電通の後輩)深見和政容疑者も受託収賄の疑いで逮捕!KADOKAWAから自身のコンサルタント会社『コモンズ2』で受け取り、高橋治之容疑者の会社『コモンズ』に送金~『コモンズ2』が受け皿か?
3)KADOKAWAの元専務、芳原世幸容疑者と元担当室長の馬庭教二容疑者も贈賄の疑いで逮捕された
4)KADOKAWAの角川歴彦会長の自宅も家宅捜索に入った!
角川会長は、会見で「高橋治之容疑者には、一切金は渡していない」と否定
《9月8日追記》①高橋容疑者の後輩の会社「コモンズ2」(深見和政容疑者が社長)に9月6日特捜部が捜索に入った
②9月7日(ニュース速報)大会スポンサーで、紳士服大手の「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲容疑者に東京地裁は、保釈を認める決定!保釈保証金は3億円。
同じく逮捕・起訴された弟の前副会長・青木宝久被告と子会社の前社長である上田雄久被告も、保釈を許可され青木宝久被告の保証金は1億5000万円、上田被告の保証金は300万円と発表されました。9月7日夜保釈。
③『KADOKAWA』の元担当室長、馬庭教二容疑者が謝礼として、合計7600万円を送金したことを供述!
④9月7日東京地検特捜部は、駐車場管理の『パーク24』の本社に強制捜査。同社は2018年7月にスポンサー契約を結んでいます。
《9月13日追記》大手出版会社の『KADOKAWA』の会長である、角川歴彦容疑者が東京地検特捜部に贈賄罪の疑いで逮捕!されました(NHKニュース)先日の会見では「賄賂の認識はない」と語っていましたが、その前の会見では、まるで他人事のような口ぶりでした。
《9月27日追記》高橋容疑者3回目の逮捕! 大手広告会社「大広」から謝礼として、1500万円を受け取った。受託収賄罪の疑い。
《11月9日追記》高橋治之被告 4回目の起訴!
今日、東京地検は受託収賄罪の罪で追起訴!
・ADKホールディングス(広告会社)
・サンアロー(ぬいぐるみメーカー)
の両社から合計5400万円の賄賂を受け取った罪に問われています(高橋治之被告は否定)
高橋元理事の華麗な経歴と6つの疑惑とは?最新情報を徹底調査のまとめ
高橋元理事の汚職事件は、オリンピック・パラリンピックに参加された選手のみなさんやすべての大会関係者、国民一人ひとりそして世界に衝撃を与えました。
SNSでは、もう日本ではオリンピックは開催しないで欲しいという意見もありました。黒いお金にまつわる疑惑。完全に解決できる日は。いつになるでしょうか?公明正大で透明性は高い税金を払っている国民の願いです。一日も早く解決出来ますように祈っています。
この記事では、①高橋元理事の経歴とは? ➁高橋元理事の汚職事件の流れについて ③最新情報:出版社KADOKAWAも関係! ④最新情報:広告会社大広も関係! ⑤高橋元理事に関わる6つの疑惑とは? ⑥東京五輪を巡る汚職事件の追記 について分かりやすくまとめました。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
※この高橋元理事の記事は3本のシリーズになっています。
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