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横浜の琵琶島神社とは?パワースポットとご利益も地元民がご紹介!

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スポット

海の神社・・・海を護る、と言われている神社は、日本でもそう沢山はないと思います。今回、私がオススメするパワースポットは、横浜金沢区にある『琵琶島神社』です。

穏やかで美しい光景が広がる平潟湾に、まるで浮かんでいるような小島。上から見ると弦楽器の琵琶の形※をしているので、昔からこのように呼ばれています。実際に、上から見ることができますよ。

実は、この『琵琶島神社』は、向かい側の国道16号線を挟んだ『瀬戸神社』の境内社なのです。離れているのも珍しいですよね。ここには、深い歴史の物語がかくされているのです(瀬戸神社については、別の記事でご紹介しています)

今回は『琵琶島神社』の見どころや弁財天のご利益・アクセスなどについて、地元民の私があなたに詳しくお伝えしていきますね。

※琵琶島神社の上を走り、海を渡る珍しいシーサイドラインに乗車すると、琵琶島神社を上から見ることが出来ます。

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横浜のパワースポット琵琶島神社の見どころ

国道16号線から琵琶島神社に向かうと先ず目に入るのは、鳥居左側の「弁財天」の石碑。その左手には琵琶を持っています。この弁財天は『開運招福』として、地元ではその名が知られています。

そして右側に目を移すと、国道16号線から参道入り口までの間に、赤茶色でたくさん穴のあいた大きな「福石」が立っています。一見しただけでは、なぜ大きな穴があいているのか?なぜ赤茶色をしているのか?理解できない、不思議な石です。

私が琵琶島神社で見て欲しいのは、弁財天の石碑とこの珍しい「福石」です。また、島の周囲全体を個性的な枝ぶりの松並木で囲まれていること。島のすぐ上には、横浜シーサイドラインが海の上を走行していること。電車の橋脚が海の上に立っている光景は、本当に珍しいですよ。

そして穏やかな平潟湾に停泊している沢山の釣り船。海面には、時々魚が飛んでいることもあります。潮の香りが漂う神社は、数少ないのではないでしょうか?

広重の版画「金沢八景」の内の一景である「瀬戸の秋月」は、この辺りを描いたとされているほど、今の時代も本当に美しい風景です。

それでは、琵琶島神社の「福石」「パワースポット」「ご利益」について、詳しく説明します。

琵琶島神社の珍しい福石とは?

「福石」の名前の由来は、かつて源頼朝が平潟湾で禊をした時に、着ていたものを掛けた石~という言い伝えから「呉服石」と呼ばれたことに起因しています。

昔からこの石の前でものを拾うと、福が訪れる~と言われています。こうして服石が福石になったのですね。石の見た目の様子も、その歴史も他にはない歴史が刻まれていました。

実は、この「福石」の前にはいつ行っても何も落ちていないのです。私は時々訪れていますが、今まで何も拾うことはありませんでした。

・・・が先週お参りに行ったときに「福石」の横にあった石を2個拾いました。1個は、石碑の前にお供えして、もう1個は持ち帰りました。どうか福が授かりますように~心を込めて。

また「福石」の前には立派な石碑が建っていて、次のように「福石」の説明が彫られています。

『「福石」源頼朝公 当社参拝の折 この石に服を掛け 海水で禊秡したので服石とも呼ぶ 古来この石の前で物を拾ふ時は 福を授かる 故に福石と称す 金沢四名石の一である 昭和54年5月 瀬戸神社御鎮座八百年記念建之』

この石碑には「福石」についての説明が書かれています。意味は、源頼朝(1192年~1199年)が瀬戸神社を参拝のため、平潟湾で禊をした時にこの石に着ていた衣服を掛けた石なので服石・・・それが変じて「福石」と言う。金沢の4名石の一つとされています。

元もとは、左側の海中にあったものが昭和の時代に、国道工事で現在地に移設されたそうです。そのため昭和54年と彫られているのですね。

源頼朝と言えば、中学校の時に歴史で習った、有名な鎌倉幕府の初代の征夷大将軍ですね。教科書でしか知らない歴史上の人物が、この大きな石(サイズは不明ですが、人の高さより高く幅も広いです)に着ていたものを掛けた。その事実を知ると、当時を想像しとても感慨深いものがあります。

琵琶島神社の境内は、癒やしのスポット

『琵琶島神社』は、島すべてが神社であり境内だと考えると良いでしょう。周囲60メートル弱の小島の外周には、松並木がありその中に神社の建物があります。松の枝ぶりがそれぞれ個性があり、とても頼もしく訪れた人の目を引きます。

参道を通って境内に入ると、神社の松並木や建物が見えると同時に、目の前には海!平潟湾が見えて来ます。近くには、漁船が停泊していて釣り客がとても多いです。私の住んでいる近くには、大きな魚釣り専門店があるくらいです。

先日も、夕方帰り道に釣りから戻って来た、釣り船のお客様から釣果を見せてもらう機会がありました。60センチくらいの真鯛と、名前を忘れましたが、黒い大きな魚でした。

岸から海面を のぞくと、魚が泳いでいるのが見えることもあり楽しいです。時々、釣り竿を持って魚釣りに来ている男性や小学生も見かけることがあります。また、水面を魚がぴょんぴょん飛んだり跳ねたり・・そんな姿を見ることも出来ますよ。

圧巻なのは海の中に橋桁?橋脚?が見えること。少し待っていると、横浜シーサイドラインが滑るように海の上を走る光景もまた、楽しみのひとつです。因みに、横浜シーサイドラインは、運転手さんのいない無人の完全自動運転で走行しているのです。これもスゴい!ですよね。

『琵琶島神社』から南側を見上げると、横浜シーサイドラインの始発と終点の金沢八景駅です。もし、金沢八景駅から横浜シーサイドラインにご乗車の際には、左側の座席にお座り下さいね。『琵琶島神社』を一望できますよ。

平潟湾の青い海と停泊中の船を見ながら、松並木を歩く・・・空気も良く、潮の香りと共にしばし我をわすれる・・・小さい島ですが、ここにいるだけで心がとっても癒されます。交通量の多い国道添いとは思えないスポットです。

赤い欄干の小さな橋を渡ると、右側に神殿がありますが柵があり中に入ることはできません。が、この中に立ち姿の弁財天が祀られている~と想像するだけで、パワーをもらうことが出来ます。

そして前方の岸の丸い形が、琵琶の下の部分になります。この『琵琶島神社』は、岸の周りがすぐ海になっていますので、気をつけて下さいね。

七福神の一人・・弁財天のご利益

横浜市金沢区には、幸運をもたらすと言われている七福神が存在しています。この七福神は、七つの災いを除き、七つの幸福を与える神々をお参りして福運を祈る~と言われて、室町時代から庶民の間で信仰されています。

ちなみに『琵琶島神社』の弁財天もその中の一人です。源頼朝の夫人である、北条政子が日頃崇敬した弁財天を祀ったのがこの『琵琶島神社』です。

そして弁財天と言えば、七福神のなかの紅一点。琵琶を弾くその妖艶な姿は、とても印象的ですね。弁財天は弁才天とも呼ばれ「才」が「財」となり商売繁盛などのご利益があるとされています。

このほか、財・福・諸芸能・海上安全・豊魚・知恵など沢山のご利益があり、金運アップにも是非!参拝したいですね。

補足として、横浜市金沢区の「開運招福の横浜金澤七福神」は、次の7ヶ所です。

*弁財天(琵琶島神社)*大黒天(龍華寺)*毘沙門天(伝心寺)*寿老人(實蔵院)*福禄寿(生法院)*布袋尊(長昌寺)*蛭子尊(富岡八幡宮)

琵琶島神社の歴史

治承4年(1180年)鎌倉時代に幕府を開いた源頼朝が、伊豆でのご利益を伊豆三島明神(今の三島大社:静岡県)から、この地「せと」に『瀬戸神社』を創建。その時に、夫人の北条政子が『瀬戸神社』の海中に、島を築いて創建した~と伝えられています(当時はこの近辺は、海でした)

鎌倉時代、六浦の地の中心で物流開運や商売繁盛の舟寄弁天とも、呼ばれていました。立身出世や夫婦和合、縁結び・音楽・技芸の守り神として昔から崇敬されている、と言われています。

祭神は立ち姿と言われているので「立身弁財天」または「琵琶島弁財天」とも呼ばれていますが、普段は鍵がかかっていて、私はそのお姿を拝見したことはありません。

*祭神は・・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。ご利益は、水難除け・商売繁盛・交通安全・家内安全・安産・縁結び・学業成就など

因みにこの『琵琶島神社』は、1991年(平成3年)11月1日に、横浜市の横浜市登録地域文化財「地域史跡」に登録されています。

琵琶島神社へのアクセス方法

私は、近くに住んでいるので、いつも徒歩で行きますが電車や車で行くことも可能です。
電車の場合は、最寄り駅が京浜急行または横浜シーサイドラインの金沢八景駅です。京浜急行の快速特急の停車駅でもあるので便利。横浜駅からは、約20分くらいで到着します。観光で来られる方は、横浜駅から来られると良いでしょう

『琵琶島神社』に車で行くことも可能です。最寄りインターは、横浜横須賀道路の朝比奈インターチェンジで、そこから国道16号線沿いに約10分で到着します。ただし専用の駐車場はなく『瀬戸神社』に2台分しかないので、ご注意ください。

隣接のイオン金沢八景店が契約駐車場になっているので、そちらに停めると良いでしょう。(ご不明な点は、国道を挟んで向かい側の瀬戸神社の社務所でお尋ねください)

*電車の場合
最寄り駅:金沢八景駅(京浜急行または横浜シーサイドライン)
駅からのアクセス:国道16号線に出て、左側へ国道沿いに徒歩2~3分です(京浜急行では「金沢八景駅」は、快速特急の停車駅、横浜駅からは、快特で約20分)

*車の場合
最寄りインター:横浜横須賀道路の朝比奈インターチェンジ
最寄りインターからのアクセス:国道16号線沿いに約10分
駐車場1:瀬戸神社境内の駐車場(2台)
駐車場2:契約駐車場(隣接の右側イオン金沢八景店・店舗の右側に入口)

琵琶島神社との縁

「昔むかし、琵琶島神社一帯と金沢区の海の近くの地域は、ほとんど海だった! 埋め立ててこれほど土地が広くなり、町が栄えていった。昔は、海苔の養殖が盛んだった~特に瀬戸神社あたりは、入江で瀬戸と呼ばれていた」と、子どもの頃に母から聞いていました。

埋め立て・・広い海岸を人工的に埋め立てること。こども心に本当にすごい!労力と思っていたことを思い出します。

また私ごとですが、母の父は瀬戸神社・琵琶島神社の近くが出身地であること。そして母は高校の教師で一時、教員不足のため瀬戸神社近くの学校に勤務していて、学校帰りに瀬戸から見た、お月さまの美しさが忘れられない、と語っていました。

そして、瀬戸神社は静岡県三島市の三島大社と深い縁があり・・・私がこどもの頃に、母の妹が三島に住んでいたので、よく三島大社(静岡県三島市)に遊びに行った記憶があります。今、瀬戸神社と『琵琶島神社』にお参りに行くのも、本当に縁があってのことだと思っています。

横浜の琵琶島神社とは?パワースポットとご利益も地元民がご紹介!まとめ

今回は、横浜市金沢区にあるパワースポット『琵琶島神社』についての見どころや歴史・アクセスについて、地元に住んでいる私がお伝え致しました。神社の神さまが持つ力(パワー)や、自然の持つ力は神聖な地から~とも言われています。

弁財天と祭神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)お二人からのご利益も得られたら嬉しいですね。

海に浮かんでいるように見える、琵琶の形にそっくりな小島。そして松並木、穏やかでキラキラ輝く海・停泊している漁船・その海の上をすべるように走る横浜シーサイドラインも、他では見ることの出来ない素晴らしい光景です。

是非一度、あなたも歴史と海と緑の『琵琶島神社』へ足をお運びくださいね。お友達やご夫婦でご一緒に参拝されたあと、素敵な風景を楽しんでくださいませ。

きさら
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今回も、最後までお読み頂き有難うございました。きさら

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