本土復帰前の沖縄。今からちょうど50年前、北部のやんばる村が舞台。サトウキビ農家として生計を立てている、ある家族,比嘉家の心温まる物語です。
誰もが一度は目にした、または聞いたことのあるNHKの朝の連続テレビ小説。通称朝ドラ~4月11日にスタートしたばかりの『ちむどんどん』。私が知りうる限りの脚本に魅了され、あらすじと感想を中心に書いていきます。
今回は第2回のあらすじと感想、そして第3回のネタバレも分かりやすくまとめています。
是非!最後までお読みいただけると幸いです。
ちむどんどん第2回あらすじ:その1
本土復帰前、沖縄北部に位置するひなびた地域やんばる村。
美しいエメラルドグリーンの広大な海に向かって「美味しいものが食べた~い!」と叫ぶ小学生のヒロイン暢子。
このシーンから第2回がスタートします。
比嘉家の朝・・暢子は母の優子(仲間由紀恵)に言われて、暢子(稲垣来泉)は兄の賢秀(浅川大治)を起こします。「にいにい早く起きて!」
4兄妹が庭に揃うと、父賢三(大森南朋)が朝日に向かってお願いをしています。
「家族がみんなが幸せに暮らせますように」「謝らなければいけないことがある」
毎日食べたくなる沖縄のゆし豆腐(別名:沖縄豆腐)。朝食前に、このゆし豆腐を買いにいくのが暢子の役目のようです。
この砂川豆腐店は、母親が病弱なため4兄妹の幼馴染の智(前田公輝)が作って販売しています。
学校に行くと暢子は早速、転校生の青柳和彦(田中奏生)に「おはよう!」と元気に挨拶。「東京の美味しいものは何か聞かせて!」返事がなく「諦めないからね!」と暢子。
一方、比嘉家の両親はやんばる村のサトウキビ畑で農作業。昼食でおにぎりを食べていると、砂川豆腐店の智の幼い弟と妹が通り、心優しい暢子の母優子は、二人におにぎりを差し出します。砂川豆腐店は、父親が亡くなり母親も病弱のため苦労していました。
母の優子が近所からもらった魚を料理し、食卓に並び食べる前に「砂川さんの家にあげよう」と提案。煮つけやお刺身を目の前にして生つばを飲みながらも、家族は賛成し砂川豆腐店へ。
兄妹たちのおかずを美味しそうに食べる姿を見て、家族は満足するのでした。帰りにゆし豆腐(沖縄豆腐)をもらい、兄の賢秀は智に「早く学校に来い!」と声を掛けます。
ちむどんどん第2回あらすじ:その2
♪・・・♪ ♪・・・♪
夜になると、どこからともなく三線(さんしん)の音色と共に、歌声が聞こえてきました。
父の賢三と歌が大好きな姉妹の末っ子、歌子(布施愛織)の弾き語りです。
歌子の三線は、父の手作り。
そこへ東京から転居してきた、青柳史彦(戸次重幸)が息子の和彦と転居のご挨拶に訪ねてきました。手には東京からのお土産を持って。すかさず箱を開けて食べる暢子は、「東京のあんこは美味しい!」とご満悦。
部屋においてあった糸ずくしを見て、父の史彦が質問し写真を撮ります。(この糸ずくしは、芭蕉布になるそうです)ここで和彦は、先に家に帰ってしまい「難しい年ごろなので・・」と父親の一言。
子どもたちは寝て、おとな3人での会話に・・闇市の話から、賢三は中国をあちこち回ったことなど思い出話を話し始めます。
母の優子は、実家が那覇で戦争で北部に移り住んだとも。
実は史彦は、民俗学者で東京の大学の教授でもあります。かつて沖縄の部隊にいて、生き残ったことが申し訳ないと思って過ごしていること。生き残った使命は、子供たちに伝えていくことなど、戦争の苦しさが今も心に爪痕をのこしていました。
史彦が帰宅した後、眠っていたはずの暢子が目をあけると、泣き声が聞こえてきます。母の優子が声をあげて泣いているのです。父の賢三は何も言わず、母の肩にそっと手を当てて慰めていました。
暢子は、起き上がってこの光景を密かに見てしまい、なぜか目にしてはいけないものを見てしまった!子ども心に、そういう思いに駆られてしまいます。 第3回に続く。。
★第3回のあらすじと第4回のネタバレはコチラから
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ちむどんどん第2回の感想
まだ2回だけのオンエアですが、沖縄の戦後がまだまだ残っている50年前。島に住む人々に暗い影を残していて、本土に暮らしている人には知りえない暮らしぶりを垣間見ることが出来る~
日本の歴史、沖縄の歴史そのものが伝わり感慨深いものがあります。いつも元気で明るい暢子と、対照的に砂川豆腐店の幼馴染の智、転校生の心の動きが気になります。
そして、最大の心に残るシーンは第2回最後の母、優子の涙。声をあげて泣く姿に、きっと暢子も悲しい気持ちになったはず。ドラマは山場で終了する~ですね。
★第2回あらすじその2の冒頭で、「♪・・・♪」は、1936年(昭和11年)に発表された日本んの歌曲です。作詞は、有名な島崎藤村。
ロマン主義詩人であり作家でもあります。
代表作には『破壊』『夜明け前』など、学校で習っていますね。
★三線(さんしん)は、沖縄琉球の歴史と文化に育まれた沖縄の伝統楽器。600年もの歴史がある心の音を奏で続けています。コロナ前に沖縄旅行に行ったときに、美しい音色を聴いた記憶があります。
★ゆし豆腐(沖縄豆腐)は、おぼろのような形で味がなかった~そんな記憶があります。
★青柳親子が東京から持ってきたお土産は、最中だった!暢子が美味しそうに食べている~その瞬間、最中の中にあんこが入っていた、と見ました。
ちむどんどん第3回のネタバレ
沖縄の北部、やんばる村で暮らしているヒロインの小学生暢子は、東京から転校してきた青柳和彦の存在が相変わらず気になって仕方がありません。
まだ一度も東京の美味しいものを教えてもらっていないから。
ある日、山に出かけた暢子と和彦はアクシデントに見舞われることに!山の中で二人はどうなってしまうのか?
その後、次第に和彦は比嘉4兄妹に親しみを感じるようになっていきます。
そして和彦は、比嘉家に夕食に招かれることになります。暢子は、両親と精一杯のおもてなし料理を準備して待つことに・・・続く
ちむどんどん第2回あらすじほかまとめ
今回は、NHKあさの連続小説『ちむどんどん』の第2回あらすじと感想。そして明日放送される第3回のネタバレについてまとめました。
昭和の時代から令和の時代へ。日本の歴史と共に移り行く家族の課題や問題。
『ちむどんどん』は、時代の背景を考えさせられるテーマが魅力の一つであると思っています。明日の第3話もお楽しみに~
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。きさら
★『ちむどんどん』は第1回より放送日にあらすじと感想、
次回のネタバレを更新しています。
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