突然ですが、あなたは神社仏閣巡りはお好きですか?若いときには、余り興味がなくても年を重ねると、なぜか神社仏閣に興味がわいてきます。私が住んでいる地域には、歴史のある有名なお寺や神社が多くあり、とても恵まれています。
『龍華寺』も過去の歴史を振り返ると、たくさんの歴史上の人物が関わっています。今回は、①横浜市金沢区の『龍華寺』通称、花の寺・ぼたん寺として地元のみなから親しまれ、愛されてきたお寺の「牡丹」と「御室桜」の見頃や「ぼたん祭り」について
②例年、同時期に開催されている『つるし雛飾り&お細工物展』についても地元民がご紹介します。
また『龍華寺』の概要やアクセスほかについてもお伝え致します。
最後まで、お読みいただけると幸いです。
《追記》4月上旬、春風に誘われて龍華寺に行ってきました!牡丹はまだ3割くらいの開花でした。ピンク色が満開!でした。今日のおススメは、何といっても「御室桜」です。続きは、このあとに記してあります。
龍華寺の牡丹の見頃
『龍華寺』の境内には、たくさんの花が咲き訪れる人々の目を楽しませてくれています。4月半ばに行って来ましたが、牡丹の花の後半の色が咲いていました。
咲いていた色は黄色・白・オレンジで、ピンクやマゼンダなどピンク系は上旬に満開になり、当日は少し終わりかけでした。その前に訪れた4月6日は、ピンク系が満開で終わりかけの牡丹もありました。
お寺の奥さまは、電話で「今年は、早くから暖かかったので、桜と同様に牡丹も早く開花した」と言われていました。
例年、牡丹の見頃は毎年4月上旬~中旬ころだそうです。私は、毎年牡丹の開花を楽しみに訪れますが、去年は満開には間に合わなかったです。
境内には、牡丹に可愛い色とりどりの和傘がかけられ、華やかさをかもし出しています。牡丹のほか、品種は不明ですが八重の枝垂桜やビオラ、藤の花が綺麗に咲いていました。
牡丹と桜のコラボ・・同時に見ることが出来るって本当に嬉しいですよね。
龍華寺の御室桜が満開
龍華寺は、牡丹のお寺として昔から有名ですが、通(つう)は桜も見逃すことはできません。正門をくぐる前の右側にある「地蔵堂」この庭に咲いている桜がほぼ満開でした。
種類は、不明ですが本当に見ているだけで癒されます。
また、境内にも桜の木が何本かありますが圧巻は、本堂右側に咲いている『御室桜』です。薄紅色の優しい色合いと、ふんわりとした可愛いらしさに見る人を魅了しています。
日本で、一般的な桜の代表といえば『ソメイヨシノ』で、一重の白っぽい色でお馴染みですね。
ちなみに『ソメイヨシノ』は、桜の種類100以上のうちの約80%を占めると言われています。
この珍しい『御室桜』を見ることが出来る!のは本当に嬉しいことです。
あなたも是非!龍華寺で『御室桜』を見てみてくださいね。
御室桜=京都府京都市内の世界遺産「真言宗御室派総本山」である仁和寺で有名。遅咲きの桜とも言われています。江戸時代から庶民の桜として親しまれたとして俳句にも残されています。
『ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ』与謝蕪村
龍華寺2023年のぼたん祭り開催期間
『龍華寺』2023年の「ぼたん祭り」
期間:4月15日(水)・16日(木)・17日(金)の3日間です。
この3日間、本殿では「御室流華道展」が開催され、お抹茶の接待がありますが、昨年は事情により抹茶以外に変更されるとのことでした(ご住職さま談)
境内には、14種類・200株の牡丹の花が見事に咲き、豪華絢爛~という表現がピッタリ!の美しさで、訪れる人たちを感動させてくれます。今日、初めて知ったのですが、牡丹は色によって咲きかたが違う~ということ。
お寺の関係者のかたが教えてくださいました。また、ご住職さまによると、牡丹は太陽の光に弱く一日で美しく見ることが出来るのは、午前中か夕方とのことでした。
★横浜市金沢区の区制45周年記念(平成5年)に、金沢区の花として「ぼたん」が選ばれたそうです。
つるし雛飾り&お細工物展の再開
第10回『つるし雛飾り&お細工物展』が3年ぶりに開催!されました。
ひな祭りの時期に毎年、開催されていた『吊るし雛とお細工』の数々。
作者は、金沢区内在住の大谷美邦子さん。
2023年3月2日(木)~3月4日(土)10時~16時まで ※入場無料
★会場では、マスク着用・飲食禁止・写真撮影はOK!
今年は、卯年にあわせてうさぎの作品も飾られました。可愛いうさぎの吊るし雛や、うさぎのお細工物・うさぎのお雛様まで。
今や手に入れるのも大変な、和布。絹ならではの美しい色合いは目をみはるものがあります。
ひと針ひと針の手縫いに、温かさと優しさが込められていて、訪れる人たちが熱い眼差しで作品に食い入るように見入っていました。
展示場所は境内にはいる手前の右側『地蔵堂』。庭には、しだれ桜など桜の木が私たちの目を楽しませてくれます。この『地蔵堂』で例年『つるし雛飾り&お細工物展』が開催され、多くのファンの方たちが集まり賑わいます。
《過去記事》
残念ながら2022年も中止が決定されました。作者の大谷美邦子さんは、とても上品な女性で作品にその優しさが伝わって来ます。会場では沢山の作品が所狭しと並び、つるし雛も見ているだけで癒やされました。今年もコロナの影響で一ファンとしては、とても残念ですが来年に開催されることを大いに期待して待つことにします。
龍華寺の概要
『龍華寺』は、ぼたんの寺・花の寺として昔から地元民から、親しまれ愛されています。
知足山(ちそくざん)龍華寺(真言宗御室派)
源頼朝が瀬戸神社(横浜市金沢区瀬戸)を建立した後に、文覚上人と共に瀬戸神社の別当寺として、六浦(横浜市金沢区)の山中に建てた「浄願寺」が始まり、とされています。
その後、戦乱や火災があり今の地である洲崎に移築。明応8年(1499)に『龍華寺』になった。今や、800年の歴史を持つ古いお寺で貴重な宝物があるそうです。
お寺の名称 | 龍華寺(りゅうげじ) |
本寺 | 大日如来(だいにちにょらい) |
開山 | 文覚上人(もんがくしょうにん) |
創建 | 文治5年(1189年) |
開基 | 源頼朝(みなもとよりとも) |
総本山 | 京都御室(おむろ)仁和寺(にんなじ) |
龍華寺へのアクセスほか
『龍華寺』は、横浜市内と言え中心部から少し離れていますが、京浜急行で快速急行でしたら約20分くらいで到着します。
最寄り駅からは徒歩で7~9分くらいです。途中、『瀬戸神社』や平潟湾に突き出た『琵琶島神社』も訪れることができますので、是非!お出かけくださいね。
住所 | 〒236-0028 神奈川県横浜市金沢区洲崎9-31 |
電話番号 | 045-701-6705 |
最寄り駅 | ①京浜急行 ②横浜シーサイドライン ①②「金沢八景駅」下車 徒歩7~9分 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 無料 |
牡丹にまつわる諺
『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』
一度は、聞いたことありますよね。諺(ことわざ)として昔から、美人の形容詞としてその姿や動作・振る舞いなどを花に見立てた言葉です。
芍薬も牡丹の華やかで美しく、百合は清楚な花~という代名詞にもなっています。芍薬は、すらっと伸びた細い茎の先端に華麗な花を咲かせます。牡丹はとても木が低く、枝が横に分かれて豪華な大輪を咲かせます。
また、百合はしなやかで細く優雅に揺れる姿が美しい~と表現されています。私は、この3種類の花の特徴から例えられたことわざを、牡丹の花を見ると思い出します。
*芍薬~美しい立ち振る舞いが、芍薬のよう~立つイメージ
*牡丹~女性が優雅に座っている姿が、まるで牡丹のよう~座るイメージ
*百合~女性が軽やかに歩く姿が、まるで風に揺れる百合のよう~歩くイメージ
龍華寺牡丹の見頃はいつ?2023年ぼたん祭りまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は①『龍華寺』の牡丹の見頃と、京都仁和寺で有名な『御室桜』や2023年の「ぼたん祭り」期間について
②つるし雛飾り&お細工物展の再開・龍華寺の概要やアクセスについてご紹介しました。
牡丹の花は、低木ですが豪華で大輪を咲かせ、カラフルで訪れる私たちの目を楽しませてくれます。
今の先が見えない世の中で、龍華寺の桜や牡丹を愛でて、精神的に自然の素晴らしさを満喫することができます。
是非!あなたも足を運んでみてくださいね。境内のソテツの大木も見事です。
本日もさいごまで、お読みいただき有難うございました。今日も幸せで、素晴らしい一日でありますように~★